2025年8月21日木曜日

毎年好評!「版画家・蟹江杏 公開制作」を開催いたしました

こんにちは、軽井沢現代美術館です。

2025 年 8 月 11日(月)、12 日(火)に、毎年ご好評をいただいている夏のイベント「版画家・蟹江杏 公開制作」を開催いたしました。

この公開制作では、テーマを決めて下絵を描き、版を彫り、プレス、彩色して仕上げるとい う、普段アトリエで行う制作過程を特別に皆様にご覧いただきました。

しなやかな線と豊かな色彩で描かれた作品たち。普段は見ることのできない、杏さんの世界観が生み出される過程に触れられる貴重な機会となりました。


写真はお客様のオーダーによるオリジナル作品の制作風景。今回で最後となる蟹江杏さんのイベントということで事前にご予約を承りましたが、好評のため 2 日間のご予約枠が全て埋まり、それぞれのお客様の特別な作品が誕生いたしました。

毎年杏さんに会いに来てくださるお客様が多くいらっしゃいましたが、この日初めてのご来館で杏さんの作品に触れたお客様など、たくさんの方々に楽しんでいただきました。



こちらのお客様は愛犬の可愛らしい作品をオーダーされていました。お客様の会話の内容や表情を見ながら、作品に反映させていきます。 

 和やかな雰囲気の中でお客様のお話を聞きながら制作される杏さんのオリジナルの世界観は美しく、世界に一つだけの作品に吸い込まれます。版画作品にはアクセントで金箔が輝くことも…。



作品が生まれる瞬間に立ち会え、その過程をとても近い距離で見学できる経験は希少です。お客様にとって夏の素敵な思い出となっていましたら幸いです。


ラストイヤーの開催となりましたが今年も無事に開催することができ、笑顔が溢れるイベントとなりました。蟹江杏さん、atelierANZの皆様、そしてご参加くださった皆様にスタッフ一同感謝申し上 げます。


当館では引き続き蟹江杏さんの作品や書籍、グッズを販売しております。軽井沢にお越しの際は、ぜひ軽井沢現代美術館にお立ち寄りくださいませ。


当館の開館期間も残り一ヶ月ほどとなりましたが、皆様にお会いできることをスタッフ一同楽しみにお待ちしてしております。

2025年8月6日水曜日

ミュージアムショップのご紹介

 こんにちは、軽井沢現代美術館です。

この秋、17年の歴史に幕を下ろす当館のミュージアムショップは、今期も初登場のグッズやアクセサリーをそろえ、充実したラインナップとなっています。

ご来館の折には、自然に囲まれたショップで、センスあふれるアイテムをゆっくりとお手にとってご覧くださいませ。

 

bog craft

レーザーカッターでカットされた色とりどりのパーツから動植物が生まれるペーパークラフトは、空間を華やかに彩ります。

組み立てる楽しみが味わえ、さらに立体的なインテリアとして長くお楽しみいただけます。

自然豊かな軽井沢の林の中の美術館ならではのお土産におすすめです。

 



ご自宅のお部屋の一画をセンスアップしてくれます。

 

「カミノミドリ」


水がいらない観葉植物を育てて(作って)みるのはいかがでしょう。

 

SOEL


リードスティックにお手持ちのフレグランスオイルを入れて、ルームフレグランスとして楽しめます。

 

KAKUKAKU TINY


紙のもつ温かさが動物の表情を豊かにしてくれます。

手軽なお土産として好評です。

 

 

OCTAEVO(オクタエボ)

日本では実物をご覧いただける機会が少ないスペイン・バルセロナ発のブランドです。

地中海からインスパイアされた明るい色彩とウィットにとんだアイテムは、日常生活に彩を添えてくれます。

 

「ワイヤーバスケット」


洗練された配色やデザインのバスケットは、日々の暮らしをポップに演出します。

おしゃれな専用のボックスで贈り物にも喜ばれそうです。

 

「ブックマーク」


地中海の風景や生き物をモチーフに、高級感ある真鍮素材を用い、美しいカッティングでハンドメイドされたブックマークを本や手帳にはさめば、読書や物書きがもっと楽しみに。

地中海のロマンを感じさせる小粋なインテリアにもなります。

 

 

NEWSED

ZOKA

アクリルネームタグが人気のNEWSEDから、今期初登場はアクリル花瓶に挿せる「アクリルフラワー」です。

花の形は「クラウド型」と「ラウンド型」の2種類。


シンプルな組み合わせが見せる無限の表情に癒されます。

いつまでも眺めていられる愛らしくポップな組み合わせ。


かわいらしいパッケージは、誰かにプレゼントしたくなります。

 

 

GALACTICA

“きちんと洋服に合うジュエリー”がコンセプトの天然石ジュエリーのブランド。意外な素材同士の組み合わせの妙や、同じ素材の色や輝きの微妙な違いがジュエリーに奥深いニュアンスを与え、どんな服にもしっくりとなじみ、装いを引き立てます。身に着ける方の意外な一面をも引き出し、装う楽しさを実感させてくれます。

今期のネックレスは小さめの素材で少し長め、よりしなやかに自然に身にまといやすくなっています。

 

Draw a Line-Fresh Water Pearl-


ベビーパールの純白の光沢とヘマタイトの硬質なダークグレーのツートンカラーでクラシカルにも、マニッシュにも。


スタッフ用サンプルを着用しています。

 

Draw a Line-Fluorite-


フローライトが描く淡いパステルのモザイク画。瑞々しい可憐さとキューブのクールネスが清涼感のある差し色に。


ベビーパールとフローライトのネックレスの重ねづけもおすすめです。

 

Draw a Line-Iorite-


アイオライトのグレイッシュな群青色のドットとゴールドとのコントラストがロマンティックかつオリエンタルなテイストを醸します。

 

Tropical Fish

 



毎年、避暑地軽井沢にたたずむこのアートスポットをイメージした天然石ジュエリーを創作しているギャラクティカが、今期は当館所蔵のロッカクアヤコのカラフルな色彩、エネルギッシュな画風からインスピレーションを得たジュエリーを届けてくれました。オパールの輝きと鮮やかな色彩、自由なフォルムでポップなスタイリングが楽しめます。

 

 

WDH

「育(はぐくみ)はんかち」

江戸時代から続く和雑貨ブランドWDHの「育はんかち」は、日本の伝統産業の蚊帳生地使用のため、洗う度にふんわりとして自然素材の肌触りの心地よさが増します。

異なる2色の両面仕様はその日の気分で使い分け。

パッケージに軽井沢現代美術館のロゴが入り、大切な方への贈り物に選ばれています。

 


 

 

hands trust(ハンズトラスト)

上質な素材と確かな技術が魅力のハンズトラストのレザー商品には、すべて軽井沢現代美術館のロゴが刻印されています。

ここでしか手に入らない逸品は、ご来館の記念のお土産として大変人気。

 




大切なお知らせ!

長らく人気オリジナル商品を届けてくれたハンズトラストのワークショップが8月30日(土)美術館にて開催されます!

ご予約不要でどなたでもご参加いただける15分程のワークショップの予定です。入館料+参加費500円で、端切れキーホルダーにイニシャル刻印とカシメ止め作業を体験出来ます。開催時間:午前の部 10:30~12:30 午後の部 13:00~15:00             先着40名様!限定40個なくなり次第終了です。

ぜひ、この機会にお立ち寄りください。

 

17年間の集大成となる当館ミュージアムショップの最後を飾るにふさわしいアイテムの数々は、きっと皆様のライフスタイルをより豊かに彩ってくれることでしょう。

皆様のご来館をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

2025年6月26日木曜日

今期もご来館ありがとうございました。

こんにちは、軽井沢現代美術館です。

先日、東京から女子美術大学付属中学校団体の生徒さんが来館されました。
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年生の皆さんは入学して間もない時期の研修旅行で10年以上前から毎年ご来館いただいています。

美術館は今期で閉館ということで、最後のご来館となりましたが、今回のブログではその様子をご紹介させていただきます。

 

展示室へ入る前に先ずは当館のスタッフから、美術館のコンセプトと今期の展示作品のテーマについて簡単にご説明を。

※写真は許可を得て撮影・掲載させていただいております。




皆さん興味深く聞いて下さいました。 (入館時はちょっと緊張の面持ちの皆さん⁉) 

 館内での注意事項とご案内の後は、広い展示室へそれぞれに散らばって思い思いに自由鑑 賞を。 

 





世界中で熱狂の前衛芸術家・草間彌生の作品に目を見張る姿。


筆を使わず自身の手指を駆使して描くロッカクアヤコの作品の前はいつも賑わいます。

 

技法も素材も様々な有名作家の作品群は若く柔軟な感性にどう映ったでしょうか。

 

レセプションに戻って来る頃には、生徒さんの表情も緩み和やかな雰囲気に包まれていたように思いました。

当館のショップコーナーには、来館のお客様が自由に描けるスケッチブックをご用意しているのですが、やはり美術学校附属中学校の皆さんですね。直ぐに目に留まったようで、ほんの短いお時間でしたが沢山のイラストやメッセージを残してくださいました。















温かいメッセージや楽しげなイラストにスタッフほっこり。


923日のラストデイまで残りわずかとなりましたが、

軽井沢現代美術館は、小・中・高校生の鑑賞学習を歓迎しております。



どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。


2025年5月26日月曜日

今期も開館いたしました。

 こんにちは、軽井沢現代美術館です。

2025424日、当館は今期も桜の見頃とともに無事開館いたしました。

以前よりお知らせしていましたとおり、当美術館は今期をもって閉館いたします。

フィナーレとなる今期は、当館の創設者・谷川憲正(東京・海画廊創業者)が30年に亘り収集した44名に及ぶコレクション作家の中から、中核となる10人に焦点をあてて展示を企画いたしました。


 代表作の一つ<電気服>から電球やコードのつながりにインスピレーションを受け、表現を発展させた田中敦子。

床に広げたキャンバスに、足を使って描く。日本のパフォーマンス・アートの第一人者である白髪一雄


無駄を省いた幾何学的なモチーフと鮮明な色彩で描く「エコール・ド・パリ」のスーパースター、菅井汲。

アンフォルメル運動に身を投じ、さらなる抽象表現の可能性を求め続けた堂本尚郎。


恐れや不安感を制作の原動力に、今日まで独自の作品世界を数多く展開する孤高の前衛芸術家、草間彌生。今期は特別に希少なセラミックの花瓶作品も展示しております。


記号、文字、数字を用いて構成された「ダイアグラム(図式)」によって絵画を描き、活動は芸術家の域を超え国内外各地に広大な建築作品を生み出した荒川修作。

 

 

奈良美智、村上隆、名和晃平、ロッカクアヤコなど、独自の手法で世界から評価され、日本の現代アート界を担う作家の作品も多数展示しております。

 

そして当館2階ギャラリーでは、現在活躍の場を広げる蟹江杏、内倉ひとみ、矢島史織の作品や、希少で入手困難なリトグラフポスターを展示・販売しております。

蟹江杏の作品。


矢島史織の作品。

 

内倉ひとみの作品。

 

 

 

今期も充実した展示となっております。

また2階企画展示室では、美術館の17年間を映像でまとめたムービーをご来館の感謝を込めて放映中です。(9)

新緑が美しく輝く軽井沢にお越しの際はぜひご来館くださいませ。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。


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