2025年6月26日木曜日

今期もご来館ありがとうございました。

こんにちは、軽井沢現代美術館です。

先日、東京から女子美術大学付属中学校団体の生徒さんが来館されました。
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年生の皆さんは入学して間もない時期の研修旅行で10年以上前から毎年ご来館いただいています。

美術館は今期で閉館ということで、最後のご来館となりましたが、今回のブログではその様子をご紹介させていただきます。

 

展示室へ入る前に先ずは当館のスタッフから、美術館のコンセプトと今期の展示作品のテーマについて簡単にご説明を。

※写真は許可を得て撮影・掲載させていただいております。




皆さん興味深く聞いて下さいました。 (入館時はちょっと緊張の面持ちの皆さん⁉) 

 館内での注意事項とご案内の後は、広い展示室へそれぞれに散らばって思い思いに自由鑑 賞を。 

 





世界中で熱狂の前衛芸術家・草間彌生の作品に目を見張る姿。


筆を使わず自身の手指を駆使して描くロッカクアヤコの作品の前はいつも賑わいます。

 

技法も素材も様々な有名作家の作品群は若く柔軟な感性にどう映ったでしょうか。

 

レセプションに戻って来る頃には、生徒さんの表情も緩み和やかな雰囲気に包まれていたように思いました。

当館のショップコーナーには、来館のお客様が自由に描けるスケッチブックをご用意しているのですが、やはり美術学校附属中学校の皆さんですね。直ぐに目に留まったようで、ほんの短いお時間でしたが沢山のイラストやメッセージを残してくださいました。















温かいメッセージや楽しげなイラストにスタッフほっこり。


923日のラストデイまで残りわずかとなりましたが、

軽井沢現代美術館は、小・中・高校生の鑑賞学習を歓迎しております。



どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。


2025年5月26日月曜日

今期も開館いたしました。

 こんにちは、軽井沢現代美術館です。

2025424日、当館は今期も桜の見頃とともに無事開館いたしました。

以前よりお知らせしていましたとおり、当美術館は今期をもって閉館いたします。

フィナーレとなる今期は、当館の創設者・谷川憲正(東京・海画廊創業者)が30年に亘り収集した44名に及ぶコレクション作家の中から、中核となる10人に焦点をあてて展示を企画いたしました。


 代表作の一つ<電気服>から電球やコードのつながりにインスピレーションを受け、表現を発展させた田中敦子。

床に広げたキャンバスに、足を使って描く。日本のパフォーマンス・アートの第一人者である白髪一雄


無駄を省いた幾何学的なモチーフと鮮明な色彩で描く「エコール・ド・パリ」のスーパースター、菅井汲。

アンフォルメル運動に身を投じ、さらなる抽象表現の可能性を求め続けた堂本尚郎。


恐れや不安感を制作の原動力に、今日まで独自の作品世界を数多く展開する孤高の前衛芸術家、草間彌生。今期は特別に希少なセラミックの花瓶作品も展示しております。


記号、文字、数字を用いて構成された「ダイアグラム(図式)」によって絵画を描き、活動は芸術家の域を超え国内外各地に広大な建築作品を生み出した荒川修作。

 

 

奈良美智、村上隆、名和晃平、ロッカクアヤコなど、独自の手法で世界から評価され、日本の現代アート界を担う作家の作品も多数展示しております。

 

そして当館2階ギャラリーでは、現在活躍の場を広げる蟹江杏、内倉ひとみ、矢島史織の作品や、希少で入手困難なリトグラフポスターを展示・販売しております。

蟹江杏の作品。


矢島史織の作品。

 

内倉ひとみの作品。

 

 

 

今期も充実した展示となっております。

また2階企画展示室では、美術館の17年間を映像でまとめたムービーをご来館の感謝を込めて放映中です。(9)

新緑が美しく輝く軽井沢にお越しの際はぜひご来館くださいませ。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。


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