2018年11月22日木曜日

2018年冬期休館のお知らせ

こんにちは、軽井沢現代美術館です。
朝晩には気温が氷点下になる日も増え、凛とした空気に背筋が伸びるような毎日です。
浅間山は10月に初冠雪が確認されましたが、ふもとにも冬が近づいてきているのを感じます。


さて、軽井沢現代美術館は11月25日(日)が2018年の最終開館日です。
本年も多くの皆さまに支えられ、この日を迎えることができました。スタッフ一同感謝いたします。


1階常設展示室では「海を渡った画家たち―時の共演―」と題して、過去から現在に至るまで世界で活躍し続けるアーティストたちの画業を追ってまいりました。


白髪一雄のダイナミックな作品に驚く方、荒川修作の作品の前で思考にふける方、ロッカクアヤコの作品に笑顔になる方…そこには様々な出会いがありました。


1階小展示室では現代美術家・名和晃平のペインティングやオブジェを展示。
大変人気のスポットでした。


2階企画展示室では「草間彌生―近作版画を中心に―」の展示を行いました。


様々な色彩をみせる富士山など、90歳を目前とする草間彌生のいまだに果てない探求心とエネルギーを感じさせる展示となりました。

また会期中の受付時にお客様から寄せられる期待の声が最も大きかったのも印象的でした。作家の衰えぬ活動によるものだと実感しています。



また2階ギャラリーでは「南桂子と浜口陽三 2人展」を始めとし、奈良美智や村上隆、青木野枝、ビュッフェ…と様々な作家の作品をご覧いただきました。


2018年はイベントも開催いたしました。


8月17日と18日に行われた「蟹江杏 公開制作―版画ができるまで―」では、版画作家の蟹江杏さんが版画を作る過程を間近でご覧いただけ、さらに杏さんとの対話をしながら、自分だけの作品をオーダーすることのできる、ファンにはたまらないイベントでした。


杏さんの温かいお人柄も相まって、イベントは終始和やかなムードで進み、ご参加くださったお客様にも満足していただけたのではないでしょうか。

8月19日の「癒しのコンサート―ギターデュオEL・PASOとフルート―」では、秋田を中心に活躍されているギターデュオEL・PASOのお2人とフルート奏者の湊様をお迎えして、展示室内で素晴らしい演奏をしていただきました。


有名な「アヴェ・マリア」(カッチーニ)から御代田町を題材にした「MI・YO・TA」(武満徹)、「涙そうそう」(森山良子)など、お客様を飽きさせないバリエーションに富んだ内容でした。


椅子にかけて演奏をじっくり聴く方、演奏を背景に作品をご覧になる方、サービスのドリンクを召し上がりながら時間をゆったり過ごされる方など、美術館での楽しみ方の幅が広がったイベントでもありました。

最後に軽井沢現代美術館のラウンジでは、お客様に自由に描いていただけるスケッチブックをご用意しております。


嬉しいお言葉や素敵なイラストで埋められたスケッチブックは今年だけでも20冊以上になりました。この中から十数点を美術館で展示しています。来年はご自身のイラストが展示されているかもしれません。


4月の終わりから11月の下旬までの期間ではありますが、その中でも多くの出会いがありましたことを非常に幸いなことと感じています。
軽井沢現代美術館にご来館くださった皆様、そしてご助力くださった皆様、誠にありがとうございました。

2019年は4月下旬の開館を予定しておりますが、日程の詳細は公式ホームページでお知らせいたします。


雪が溶け、緑の芽吹く季節にお会いできることをお待ちしております。
ぜひ今後の軽井沢現代美術館にご期待ください。

2018年11月4日日曜日

秋の行楽シーズン到来!

こんにちは、軽井沢現代美術館です。


軽井沢に秋の行楽シーズンが到来いたしました。
美術館にも多くのお客様が来館されています。


美術大学の学生さんや


ツアーでいらっしゃった方など…


夏に比べ、秋はグループでご来館くださる方が多いようです。

静かに作品と向き合うのも楽しみ方のひとつではありますが、仲間と作品について語り合うのも、美術館という場ならではと言えます。


現在、1階展示室では「海を渡った画家たち―時の共演―」と題して、世界で活躍する日本人作家を中心に展示を行っております。


戦中から現在まで、激動の時代を生きた作家たちの軌跡は、現代を生きる私たちに様々な問いを投げかけてきます。そして多くの場合、問いへの答えは鑑賞する人によって様々で、正解もありません。

作品を見て受けた感情や印象、疑問などを人と共有することで、新しい見方や感動が生まれるかもしれません。



また軽井沢現代美術館は大きな美術館ではありませんが、50ⅿほどある吹き抜けの展示室には自然光が射し込み、時間によっても受ける印象が変わることもあります。

特に秋になってからは、窓から入る太陽の光の変化を強く感じるようになりました。


今期は1125日まで開館し、その後は来春まで休館いたします。

2018年の展示期間も残りわずか…


軽井沢現代美術館で、アートについて語り合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
スタッフ一同、皆様のご来館をお待ちしております。



2018年10月18日木曜日

ミュージアムショップ 秋の特別企画「かぼちゃフェア」が始まります!


こんにちは、軽井沢現代美術館です。

10月に入り、軽井沢では木々が色づき始めました。紅葉の見ごろはもう少しだけ先のようですが、カツラはもうすっかり鮮やかな黄色になり、道でかわいらしい丸い葉っぱを拾うこともあります。
朝晩は上着を手放せないほど冷え込む日もありますが、日中は爽やかな風が吹き、自転車や徒歩で散策するのにぴったりの秋らしい季節になってきました。

本日はミュージアムショップより秋の特別企画「かぼちゃフェア」をご紹介いたします。




軽井沢現代美術館では、現在2階の企画展示室にて「草間彌生―近作版画を中心に―」と題した特別展示を開催中です。草間彌生といえば、かぼちゃ…と思う方も少なくないのでは?
ミュージアムショップでもかぼちゃをモチーフにしたグッズの人気は根強く、多くの方にお求め頂いております。




そしてこの度ミュージアムショップにて期間限定で「かぼちゃフェア」を開催いたします!
10月18日(木)から10月29日(月)の期間中、草間彌生のかぼちゃをモチーフとしたグッズを含む、3000円以上をお買い上げのお客様に、美術館オリジナルノートを1冊プレゼント!



プレゼントのツバメノートとのコラボレートノートには、ペンの滑りが良い、書くことを目的として作られた上質なフールス紙が使われています。オリジナルキャラクターのピクトくんがおちゃめに描かれたモノトーンのシックなデザインは、どなたでも持ちやすく、かばんに入れておきたくなるアイテムです。





かぼちゃが描かれたグッズであれば、全てがフェア対象商品のため、例えばこちらも…




そしてこちらも…




さらにはあちらも…




もしかしたら意外なところにもかぼちゃが隠れているかもしれません。


 


ぜひこの機会に軽井沢現代美術館にお出かけください!

2018年8月27日月曜日

癒しのコンサート~ギターデュオ“EL・PASO”とフルート~

こんにちは、軽井沢現代美術館です。
本日は、先日のブログに引き続き、当館で開催されたイベントのレポートをお届けいたします。
8月19日に「癒しのコンサート~ギターデュオ“EL・PASO”とフルート~」を開催いたしました。
まず、当日のコンサートにご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。


コンサートは、当館の1階メイン展示室にある大きな窓の前で11時と14時の2回、1時間ほど行われ、定番のクラシックからポップスまで、バリエーションに富んだ内容でした。
演奏者は秋田県に拠点を置き、活躍されているギターデュオ“EL・PASO”とフルート奏者の湊由美子さんです。前日に秋田県より車で8時間ほどかけて軽井沢の地にいらっしゃいました。

イベント当日、開館直後より入館受付時に「コンサートはありますか」とお声をかけていただくことが多く、開演時間には立ち見が出るほど沢山のお客様にご来館いただきました。


小さなお子様からご年配まで、様々な方が参加された今回のコンサートでは、指でリズムを取ったり、演奏者の手元をじっと見つめたり、目を閉じて音をじっくり聴いたり…と楽しみ方もそれぞれにあったように思います。
中には少し離れた作品の前のベンチにお掛けになりながら、ゆっくりと時間を過ごされている方もいらっしゃいました。


軽井沢現代美術館では、普段ラウンジでクラシックやジャズをスピーカーから流していますが、やはり演奏者がお互いの目と呼吸を合わせながら、音やリズムを作っていく様子を見ることはコンサートでしか体験できないものです。
ギターデュオの穏やかで、そしてフルートの伸びやかな音色が、生き生きと館内に響いておりました。


2回目の公演では、オカリナの演奏がありました。包まれるような優しい音色と背景の緑あふれる窓が、まさに癒しのコンサートと呼ぶにふさわしい光景で、スタッフも思わず聴き入ってしまいました。


コンサートが終わったあと、ほとんどのお客様がお帰りにならずに展示室へ進まれました。
コンサートの余韻に浸りながら、思い思いに鑑賞を楽しまれたのかもしれません。さわやかな音楽に包まれた館内が、スタッフをも非日常の空間に誘ってくれたように感じています。

最後になりましたが、ギターデュオ“EL・PASO”をはじめとする演奏者および司会の皆さま、楽しいひとときを誠にありがとうございました。

今後もイベントの告知などはTwitter、Facebook、そして当館の公式ホームページにてお知らせしてまいります。ぜひご期待ください。

2018年8月25日土曜日

蟹江杏 公開制作 ~版画ができるまで~

こんにちは、軽井沢現代美術館です。
昨年ご好評をいただきましたイベントを今年も開催いたしました。
本日は8月17日と18日に行われた『蟹江杏 公開制作~版画ができるまで~』をご紹介いたします。


人気作家である蟹江杏さんが原画を描くところから版画を擦り上げ、彩色を施すところまで、その作品を生み出していく過程をご覧いただける今回のイベント。
なんと、参加者との対話のなかで作品のイメージと形が出来上がる…という、お客様にとっても、作品をより深く、身近に感じられる特別な催しです。


さて、今回の2日間でもいくつかの作品が生まれました。
スタッフも何度か様子を拝見しに、会場の2階ギャラリーに足をこっそり運びましたが、杏さんとお客様はじっくりお話をされていることが多く、とても和やかな雰囲気が漂っておりました。
中には1時間ほどお話されていた方もいらっしゃり、「いい時間を過ごされたのだなあ」と思うほど、お帰りの時には満足げな表情をされていました。


お客様のなかには小さなお子様も数人いらっしゃいました。
走り回ってしまいそうなほど元気なお子様たちでしたが、イベント時には目の色が変わったように、杏さんの手元を見つめていたのが印象的でした。


刷り上がった作品を、驚いた表情で見つめている瞬間は、息をするのをためらうほど緊張感のある時間でした。


中には杏さんの横で、絵を描き始めたお子様まで!なんと今まで絵を描くことも見ることも全く興味がなかったそう…。
今回制作された作品だけではなく、その体験も一生の思い出になったかもしれません。


今回のイベントで、生まれた作品たちがお客様の手元に届くのは秋の初め頃。
「本当に楽しみです」とお帰りになったお客様たちの笑顔を想像すると、こちらまで顔が綻びます。


杏さん、アトリエANZのスタッフの皆様、そして何よりもご参加くださった皆様のおかげで、素晴らしいイベントとなりました。
スタッフ一同心より感謝いたします。

今後も8月末まで、ギャラリーおよびミュージアムショップにて蟹江杏さんの作品と書籍、グッズを販売しております。

ぜひこの機会に軽井沢現代美術館にご来館ください。


2018年7月20日金曜日

この夏は美術館でアート体験を!

本格的な夏を迎え、全国的にもうだるような猛暑が続いております。
皆さま体調など崩されてはいらっしゃいませんか?
今年の夏は、森に囲まれた静かな美術館で「現代アート体験」はいかがでしょうか。

今回のブログでは、2階企画展示室で展示中の「草間彌生-近作版画を中心に-」を
ご紹介いたします。


入ってすぐの壁面にはポスターや写真などを展示。
右はNYでの展覧会「FLOOR SHOW」(1965年)のビンテージポスターです。
左は写真家・細江英公がニューヨーク時代の草間彌生を撮影した一連のポートレート。
若い頃の草間さんがとてもキュートなシリーズです♪


(左)「靴をはいて野にゆこう」、(中)「幻の野に立ちて」、(右)「野に忘れた帽子」。
この3点は最初期の代表三部作としても知られています。


フランスで制作された南瓜の迫力ある大判版画5連作。

  
厚手の版画用紙に小部数のみ刷られた大変珍しい作品です。


正面の広い壁面に並ぶ2015年制作の木版「私の富士山」シリーズ。背景に描かれた細かい水玉はなんと14685個もあるそうです。


7色揃うと見ごたえ十分です!


日本の伝統的な浮世絵木版技術を継承する工房の優れた職人たちにより、作家が創造する水玉に包まれた富士山の光景が見事に表現されています。


こちらのケースには2002年にフランスのリモージュ窯にて限定100個制作された南瓜の陶器作品を展示しました。付属の箱のデザインが可愛いと評判です。

89歳の現在もなお精力的に絵画を描き続ける草間彌生。松本市美術館での展覧会(~7/22迄)も盛況を博しました。バイタリティ溢れる作品を見ているとこちらも元気を貰えそうですね。
この夏、長野方面にお出掛けの際には、ぜひ軽井沢現代美術館へお立ち寄り下さいませ!

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