西村美和 「玉虫色の寓話」を開催しています。
西村美和は、「現実」を切り取った写真を素材として、「非現実」の物語の一場面を思わせる作品を制作しています。鮮やかな色彩にいろどられた作品は、その前後に広がる時間のつながりを連想させます。
また、今回のように複数の作品を集めた展覧会では、各作品の関連や、そのあいだに展開される物語にも想像は広がります。
先行する作品を踏まえた制作や言葉遊びも魅力のひとつです。
たとえば下の作品《17 Decembre 13h00 - Target》は、ジャスパー・ジョーンズの作品《Target》を下敷きにしています。
絵具ならぬ花を手で配置していく小人たちの姿はどこかユーモラスです。
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