2020年11月24日火曜日

2020年度の会期を終えて

こんにちは、軽井沢現代美術館です。

当館は1123()を持ちまして、2020年度の会期を終了いたしました。

今期は4月の開館を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、66日より開館いたしました。

オープン後も検温や手指の消毒、開館時間の短縮等、感染拡大防止策の実施に努めてまいりました。

また例年お客様にご好評いただいているドリンクサービスも今期はやむなく休止とさせていただいていたことをお詫び申し上げます。そしてご協力いただき、ありがとうございました。

例年より1ヶ月以上遅い開館でしたが、夏が近づくにつれ、時間をかけて作品を楽しむ方が増えてきたような実感がありました。

そして近年恒例となっている『蟹江杏 公開制作―版画ができるまで―』は、今夏も無事に開催することができました。

訪れたお客様が、杏さんとの会話を楽しむように、ゆっくり過ごされていたのが印象的でした。

1階展示室では『海を渡った画家たち―ART IN WONDERLAND―』を開催。

今期は、草間彌生やアイオー、名和晃平、ロッカクアヤコなど、戦後から現代にいたるアーティスト17名による、たくさんの「楽しい」や「面白い」を特集いたしました。

厳しい時代や環境の中で生み出されたとは思えないほどの、色彩に満ち、遊び心に溢れた作品の数々。

それぞれのアーティストの手によってつむぎ出された五感を刺激する「ワクワク」を、ご堪能いただけたのではと思います。

1階小展示室では『草間彌生とファッション』を特集展示。

網目が描かれたスカートや、まばゆく輝くゴールドとシルバーのセラミック・シューズ。ニューヨーク時代の写真資料や国内外の企業とのコラボ作品。

草間彌生が活動の初期からテーマとしてしばしば取り上げた「ファッション」にこめられたメッセージを、幅広い表現を通してご高覧いただきました。

そして反響が大きかったのが、2階企画展示室の『青木野枝展』です。

80年代の活動当初より、工業用の鉄板を自ら溶断・溶接して制作する彫刻で知られる青木野枝。今回は立体作品に加え、平面作品を同時に展示いたしました。

技法や素材に関する質問や感想のお声も多く、硬さや重力から解き放たれたかのような作品に、たくさんのご関心をお寄せいただくことができました。

鉄のパーツがシンプルに組み上げられた作品は、軽井沢の自然に調和し、移り変わっていく季節の中で、静かに表情を変えていました。

紅葉が終わった軽井沢では、朝晩には霜が降りるようになり、当館は1124()より冬期休館に入りました。

2021年度の開館予定については、決定次第、当館公式ホームページでお知らせいたします。

最後になりましたが、ご来館いただきました皆様、またご尽力いただきました皆様には、心より感謝いたします。

来年もまたお会いできる日をスタッフ一同楽しみにしております。

0 件のコメント:

アーカイブ