こんにちは、軽井沢現代美術館です。
11月に入り本館の紅葉は少々遅れて色づきはじめました。
現在、当館2階企画展示室では、京都出身の版画家・松井亜希子による「松井亜希子 -水鏡にうつる森-」を開催しております。
作家自身が滞在先で目にした風景、普段から見ている景色、複数のシーンが無差別に交ざっ
て完成された新たなイメージ。
鑑賞中、自分も何処かで見たことがあるかもしれない、と記憶を掘り起こすデジャヴのような感覚を覚えます。
枝の分岐や水面に映る波紋、山岳地帯の稜線に見られるフラクタル性。
流れるようなストロークで刻まれたそれらは、一見静かな風景の中に潜むおびただしいほどの自然のエネルギーを可視化しているよう。
しかし同時に硬くて冷たい物質的な印象も受けました。
小作品は茅野市で出会った縄文土器や国宝土偶を描いています。
限られた資源を利用し、表面に縄で模様を施した縄文土器。
歴史の教科書などで見慣れたこの小さなモチーフは、自然と共棲していた人々の時代と生活を改めて感じさせてくれるでしょう。
本企画展では展示している作品をお買い求めいただけます。
額装込みでの販売、シートのみでの販売どちらも承っておりますので、ご自宅の雰囲気に合
わせてお楽しみいただけます。
今期の最終開館日は11/23(水)となっております。
この機会に是非ご来館下さいませ。
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