2022年6月24日金曜日

企画展「矢島史織 めくるめく、ひとときの白」

こんにちは、軽井沢現代美術館です。 

現在、当館2階企画展示室では、茅野市出身の矢島史織の企画展を開催しております。


展示室入口から最初に見える森の風景は、八ヶ岳の樹々が描かれた<光の森>シリーズ。 
墨で描かれた樹々の伸びる影と、金箔で表現された木漏れ日が印象的な作品です。

モノトーンの印象を受ける画面の奥には、小さく子供や動物が描かれています。


展示室の一面を大きく飾る作品<光の中の永遠>は、まるで壁の奥に木漏れ日の道が続いているよう。
 角度を変えて見てみると、絵の具の粒子がライトに反射して幹や葉がキラキラと輝いています。


一方、こちらは個性的な頭の子どもたち。 
子どもの脳の発達を描いた<Monster>シリーズです。
柔らかな肌や表情と対照的に、頭に巻き付いたトゲトゲとした薔薇の茎は子どもの「イヤイ ヤ期」を表現しているとのこと。 
そしてこの<Monster>シリーズは矢島さんご自身のお子さんをモデルに描かれているそうです。

女の子が頭に纏う青い蝶は、どのような発達を表しているでしょうか?
矢島さんの描かれる繊細な質感をご鑑賞いただくとともに、描かれた要素からモチーフを読み解く楽しさを是非ご体感くださいませ。

また本企画展では展示している作品をお買い求めいただけます。
今回ご紹介した作品の他にも、ご自宅に飾りやすい作品も展示販売いたしておりますので、 この機会に是非ご来館下さいませ。

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