こんにちは、軽井沢現代美術館です。
8月13日と14日に「蟹江杏 公開制作―版画ができるまで―」を開催いたしました。
2017年から数えて3回目となるこちらは、軽井沢にゆかりのある芸術家 蟹江杏さんの制作現場をご覧いただけるイベントです。また作家に作品をオーダーすることができる機会でもあります。
杏さんが作業されるテーブルには、ニードル、カラフルなペン、色鉛筆、スタンプなど、たくさんの道具が並んでいます。
ここで作品が生まれていくのかと、見ているだけでわくわくするような、そんなテーブルです。
作品のオーダーでは、杏さんとお客様の対話でどのような作品になっていくかが決まります。
「苺!」
お客様との会話中も、テーブルの上では杏さんの手によって線と色が躍ります。
その人を知ることが、作品を創るうえでも大切な役割を担っているのかもしれません。
柔らかい笑顔でお話をされながらも、杏さんが作品に向ける真摯な眼差しは、このイベントだからこそ見ることのできるものです。
イベント当日、作品をオーダーしたスタッフも、絵だけではなく杏さんの人としての魅力にファンになった、と話していました。
多くの人にとって作品を購入することは、特別な出来事です。
だからこそ、作家とのやりとりのなかで作品が生まれるこのイベントは、またとない機会になったのではないでしょうか。
版を刷る瞬間…
お客様のもとに作品が届くのは、秋になってから。
その大切な日常に、その日の思い出が、特別な作品とともに寄り添うことを願います。
蟹江杏さん、AtelierANZの皆様、そしてご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
当館のギャラリーとショップでは引き続き、蟹江杏作品とグッズをご用意しております。
ぜひこの機会に軽井沢現代美術館に足をお運びくださいませ。
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