こんにちは、軽井沢現代美術館です。
只今、当館1階常設展示室では特集展示「倉俣史朗展 カイエ」を開催しております。
商業空間や家具などデザインの分野で先駆的な作品を発表したデザイナー、倉俣史朗。
彼が作品制作に取り扱う素材はとてもユニークで、没後30年以上経った今も多くの人を魅了しています。
本日は今期、観るだけでなくご購入も頂ける貴重な作品を一部ご紹介致します。
(How High the Moon)
素材は千鳥状に金属板を引き延ばしたエキスパンドメタル。
椅子のタイトルはジャズファンだった倉俣氏が、デューク・エリントンの名曲「How High
the Moon」にちなんでつけたと言われています。
世界の主要な美術館の収蔵品になっている名作チェアをご自宅でいかがでしょうか。
(Cabinet de Curiosite)
倉俣氏が本格的に着色アクリルに挑んだデザイン。
「驚異の部屋」と訳されるこのフランス語の作品名は、15-18世紀ヨーロッパの王侯貴族が動植物や石等の珍品や標本を陳列した部屋を意味するそう。
斬新なデザインで美しく輝くこちらの作品はed.40の貴重な1点です。
(Shiro Kuramata Cahier)
2020~2022年に「ギャラリー・ときの忘れもの」で刊行された版画集。カイエとは仏語で自分のためのノート。覚え書きの意。
第1集は代表作であるチェア、“ミス・ブランチ”を含む家具のスケッチをメインに、第2は集今回展示もしているパフュームボトル等の小物のスケッチをメインに、そして第3集は倉俣史朗自身の夢のスケッチがテーマです。
それぞれのシリーズは10点組での販売となります。
他にもカラフルなアクリルブロックのフラワーベース、遊び心溢れる風船クロック等、時代を問わず常に新しく美しい倉俣史朗の世界をこの機会に是非、当館でご体感下さい。
ご購入をご検討の方はお気軽にスタッフまでお声掛け下さいませ。
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